医療体制 設備

 

■ 医療体制・設備 ■

 

<スポーツ救命へのチーム意識>「人の命を救う」という緊急事態に対しては - 医療従事者 –非従事者 - に関わらず、円滑且つ緊急意識が求められています。大切な子供達の「命」よそのチームの話し…と高をくくらない !!緊急時、事故に対する迅速・慎重・正確な対応そして、このような事故を起こさないように常日頃から大人がしっかりとした知識を持ち、予防策を講じておくという自覚を持つ事。「熱中症」あるいは「心臓しんとう心臓震盪」※ 「熱中症」熱中症とは、暑い環境で発生する障害の総称、スポーツで主に問題となるのは、熱疲労と熱射病です。熱中症というと、暑い環境で起こるものという概念があるかと思われますが、スポーツや活動中においては、体内の筋肉から大量の熱を発生することや、脱水などの影響により、寒いとされる環境でも発生しうるものです。※ 「心臓震盪」鼓動の一定タイミングで、胸部に衝撃を受けることで、心臓の筋肉がけいれんする症状。

 

 

■ AED(心臓救命装置)導入 ■

<ある硬式野球チームの出来事>試合中、打球が投手の左胸を直撃しました。打球を受けた投手はマウンドに仰向けに倒れ、はじめは誰も重大事故とは認識しなかったようですが、グランド内に呼ばれた監督が、ケイレンと呼吸停止状態になってい投手の様子に「ただ事ではない」と実感したようです。監督は救急車を要請、その様子に周りも事の重大さに気付き、心肺蘇生・人工呼吸などを行いましたが全く息を吹き返しません。意識も戻らず体温が低下していくという危機的状況を救ったのは自動体外式除細動器AEDでした。加えて、偶然に試合を見ていた中に人工呼吸・ 心臓マッサージを行える人がいた事。 倒れた投手の命を助けたポイントとは、懸命な心肺蘇生法と、 AEDによる電気ショックという2つの要因により投手の心臓 は再び鼓動を開始したという事です。AEDの電気ショックにより蘇生した投手は、すぐに救急車で搬送され、入院の結果、後遺症も残らずグランドに戻ることが出来たそうです。このような他チームの経験を踏まえ、川之江ボーイズでは平成22年、自動体外式除細動器AEDをクラブ練習施設に設置する事となりました。今後、保護者への救命講習等も実施し、大切な子供達が安心して練習出来る環境を整えて行きたいと考えております。